yuki-midorinomoriの日記

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マレイ・ペライア、モーツァルト『ピアノ協奏曲全集・VOL.2』CD4枚組。20番第2楽章「ロマンツェ」。胸つかれる哀調、愁い・・・なんと美しいのだろう。溜め息が出る。

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Mitsuko Uchida performs Mozart's Piano Concerto #20- Romanze

             
             残念ながらペライアのものはありません。

先日の≪モーツァルト『ピアノ協奏曲全集・VOL.1』。みずみずしく浮き立つ快い調べで気分は爽快。けれど緩徐楽章で紡ぎだされる旋律の哀しいほどの美しさ。まるで存在する事が哀しいというかのように聴こえてくる≫にひきつづいてのマレイ・ペライア(Murray Perahia)のピアノ独奏するモーツァルト『ピアノ協奏曲全集・VOL.2』。これもCD4枚組みで収録曲は以下を内容とする。

ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415 (1782-83)
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449 (1784)
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450 (1784)
ピアノ協奏曲第16番 ニ長調 K.451 (1784)
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 (1784)
ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456 (1784)
ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459 『第二戴冠式』(1784)
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 (1785)

たぶん大方の鑑賞者が筆頭に上げる名曲であり、なかでも好まれて聴かれているのは「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466」 (1785) であり、「気高いほど荘重な」と言われている第2楽章「ロマンツェ」ではないだろうか。胸つかれる哀調、愁い・・・なんと美しいのだろう。云うまでもなく第1楽章もすばらしいのだけれど。

ということで、2年半以上もまえに≪『モーツアルト・ピアノ協奏曲第20番~27番』というCD4枚組み。内田光子とピレシュ。あの美しい第20番第2楽章 ロマンツェの聴き較べ。≫をすでに投稿しているのだけれど、今回も、聴き比べと言うわけでもないのだけれど、動画サイトを利用して幾度も鑑賞したことだった。

ああ~まったく、なんと美しいんだ。溜め息が出る。


    世の中に実に美しいものが

    沢山あることを思うと

    自分は死ねなかった

    だから君も

    死ぬには美しすぎるものが、

    人生には多々あることを

    発見するようにしなさい

       ―ヘルマン・ヘッセ




Uchida conducts Mozart's Piano Concerto #20 - Allegro I