yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ベラ・バルトーク『2台のピアノと打楽器のためのソナタ&ミクロコスモス(2台のピアノのための編曲版)』。なぜかイマイチの感興なんですが・・・。

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MARTHA ARGERICH-N.FREIRE " LIVE" BARTOK Concerto for two pianos & percussion I IV GOLD !

              
              投稿音源のものではありません。

【20世紀最高の作曲家とも評されるハンガリーの生んだ天才バルトーク・ベラ。しかし、彼に対するそういった評価は決して一般の音楽ファンからものではなく、むしろ音楽の専門家たち、主に一部の作曲家、音楽評論家そして演奏家たちから与えられているものです。むしろ専門家からの評価の高さに比べて支持する一般の音楽愛好者の少なさに関しては大作曲家中もしかするとバルトークが随一かも知れません。】(ネットサイト・「小さな音楽家たち」より)

バルトークの人気、受容度のほどを端的に物語るコトバとして、上記は以前、勝手ながら引用させていただいたものです。恥ずかしながら、わたしのバルトーク受容もまさしくこの範疇に入るものです。どうもイマイチ、フィットしない作曲家のひとりといっていいのかも。「ヴァイオリン・ソナタ」や「弦楽四重奏曲」は比較的よく聴くのだが・・・。さて、きょうは、そのバルトーク(Bartók Béla Viktor János, 1881 - 1945)の「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」と2台のピアノのための作曲者自身の編曲による練習曲集「ミクロコスモスMikrokosmos」が入った、ドイツ・ヴェルゴの初期のアルバム(1963年リリース、国内発売はだいぶ遅れての発売だったはず)を投稿。こんなの持ってますヨで足りる投稿かもしれないが。

ところで「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」は、この前年に作曲された「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」(1936)と並ぶ、傑作と評価されているとのことなんだけれど、出だしの、まさにおぉバルトークと印象させる有名なフレーズが、専門家にとっての書法的ウンヌンはともかく、わたしにとってはスカスカのみえみえで安っぽく、気分を萎えさせる。どうしてなのだろう。併録されているピアノ練習曲集の「ミクロコスモス」は面白く聴けるのに・・・。


参考までに・・・
http://www.orchestra.or.jp/ohmyorchestra/70/70_1.html 2006.9 - 2007.8
日本のオーケストラ 作曲家別演奏頻度ランキング





バルトーク関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61316225.html バルトーク『ヴァイオリン・ソナタ第1番』。曲がすぐれているのか、五嶋みどりの演奏が見事なのか。すごいです。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61250715.html バルトーク弦楽四重奏曲第5番、第6番』。3-4番から、1-2番、そしてきょうの5-6番。この順序が私の選好といえる。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61206185.html バルトーク弦楽四重奏曲 第1番&第2番』。その柔軟性を緊張感ともども併せ持って聴くことが出来る。とげとげしさに苛立つことなく精神のバランスのうちに優れたロマン性が感じられて私は好きである。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60420017.html ベラ・バルトーク 『協奏曲集』。≪専門家からの評価の高さに比べて支持する一般の音楽愛好者の少なさに関しては大作曲家中もしかするとバルトークが随一かも≫バルトークってほんとうに偉大な天才作曲家なの?

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58424637.html ベラ・バルトーク『ピアノ協奏曲第1・第2番』。このテンションについていくには当方の心の準備を必要とするようだ。


http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48971765.html 民俗音楽・語法からの不況和音の強烈放鳴が不羈なる精神性を強く感じさせるバルトーク弦楽四重奏曲・3番・4番』。






ベラ・バルトーク Béla Bartók 『Sonate Für Zwei Klaviere Und Schlagzeug / Sieben Stücke Aus Dem Mikrokosmos (Fassung Für Zwei Klaviere)』(WERGO・1963)

Tracklist:
Sonate Für Zwei Klaviere Und Schlagzeug
A1. I. Satz
A2. II. Satz
B1. III. Satz
Sieben Stücke Aus Dem Mikrokosmos (Fassung Für Zwei Klaviere)
B2a. Heft IV No. 113 Bulgarischer Rhythmus (1)
B2b. Heft III No. 69 Akkordstudie
B2c. Heft V No. 135 Perpetuum Mobile
B2d. Heft V No. 123 Staccato Und Legato
B2e. Heft V No. 127 Neues Ungarisches Volkslied
B2f. Heft VI No. 145 Chromatische Invention
B2g. Heft VI No. 146 Ostinato

Credits:
Composed By - Béla Bartók
Percussion - Christoph Caskel , Heinz König
Piano - Alfons Kontarsky , Aloys Kontarsky



Bartók plays Bartók Mikrokosmos Vol. 5 (selection)