yuki-midorinomoriの日記

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五嶋みどり『アニヴァーサリー・アルバム、ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番ほか』。ロマンティックで情熱的な、期待に違わぬ名曲。それに、これが16才のパフォーマンス(88年のライヴ録音)か!

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Michael Rabin - Wieniawski Concerto No.1 Part 1/1

             
             残念ながら投稿音源のものはありません。

「彼以前にも以後にも、あのようなヴァイオリンを聴いたことはない。驚くほど暖かく豊かな音、燃えるような熱情、完璧な技巧、聴くものを虜にする鋭気―これらすべてが私を一種恍惚状態へ誘った」(ヴィエニアフスキー共演者のことば)

ヴァイオリニスト五嶋みどりのデビュー20周年記念盤とのことで、本来その顕彰のことばを紡ぎだすべきなのだろうけれど、町の図書館より借り受けてきた動機が不純で、いままで聴いていないアルバムはどれかなといった体の選択だった。音楽は、いや芸術一般そうだけれど、好き嫌いの領野ということもあって、なかなかあれもこれもというわけにはいかない。記念盤云々ということより、ヴァイオリニストが五嶋みどりということと、曲目にポーランドのヴァイオリニスト・作曲家であるヴィエニャフスキ(ヘンリク・ヴィエニアフスキ,Henryk Wieniawski, 1835 - 1880)のヴァイオリン協奏曲の名が見えた(たぶん未投稿だと思う)ということで借りてきたにすぎない(失礼かな)のだけれど。
まことにロマンティックで情熱的な、期待に違わぬ名曲であり、それを、これが16才のパフォーマンス(88年のライヴ録音)か!と思わせる気迫のこもった演奏で魅きつけられた。




五嶋みどり、関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61316225.html バルトーク『ヴァイオリン・ソナタ第1番』。曲がすぐれているのか、五嶋みどりの演奏が見事なのか。すごいです。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61974281.html ドビュッシーサン=サーンスほか『フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集』。ドビュッシーの典型のエキゾチズムとサン=サーンスの古典的形式美の安定した美しさ。




五嶋みどり『アニヴァーサリー・アルバム』
MIDORI 20TH ANNIVERSARY ALBUM

01. ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰へ短調op.14 第1楽章
CONCERTO NO. 1 IN F SHARP MINOR FOR VIOLIN AND ORCHESTRA OP.14 1ST MOV. ALLEGRO MODERATO
02. 第2楽章
2ND MOV. PREGHIERA. LARGHETTO
03. 第3楽章 ロンド
3RD MOV. RONDO. ALLEGRO GIOCOSO
04. クロウド・アシルー・ドビュッシー亜麻色の髪の乙女
LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN
05. フリッツ・クライスラー:ラ・ヒターナ(ジプシーの女)
LA GITANA
06. セルゲイ・セルゲエヴィチ・プロコフィエフ:年老いた祖母の物語op.31 第2曲 アンダンティーノ(抜粋)
TALES OF AN OLD GRA DMOTHER OP.31 2. ANDANTINO
07. 第3曲 アンダンテ・アッサイ(抜粋)
3. ANDANTE ASSAI
08. エイミー・マーシー・チュニー・ビーチ:ロマンスop.23
ROMANCE FOR VIOLIN AND PIANO OP.23
09. ポルディーニ:踊る人形
THE DANCING DOLL
10. エドワード・エルガー:タベの歌op.15-1
CHANSON DE NUIT OP.15-1




Nocturne in C-sharp Minor.op.posth