yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

バッハ『フランス組曲・フランス風序曲』VOL.2。バッハが凄いのか、グールドのピアノが凄いのか。それを聴くココロはグールドの左手に導かれバッハしているのだと言いたくなる。

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J. S. Bach Overture in the French Style BWV 831 Glenn Gould (record 1959)

                

先週の火曜日≪シモーヌ・ディナースタインのバッハ。演奏歴に、近所の演奏会?!。なにそれ・・・。興味そそられた。≫とタイトルして投稿したさい、その記事に貼り付けた動画音源はバッハの『フランス組曲』だった。それが優美この上なく、ことのほかよかったのだった。で、バッハとくれば、言うまでもなくわが耳にタコであるグレン・グールドのそれが気になりだした。幸いというべきか、2枚で収められたLPレコードのVOL.2のほうが未だ投稿されていなかったのを思いだし、棚から引っ張り出してきて久しぶりにグレン・グールドの『フランス組曲』を鑑賞した。
VOL.2に収録されているのは以下だった。

フランス組曲第5番ト長調BWV.816
フランス組曲第6番ト長調BWV.817
フランス風序曲BWV.831

大むかし、よく聴いていたのは「フランス風序曲」だった。優雅なイメージ 2バッハの極みだった。今回聴き直してみても、やはり「フランス風序曲」はすばらしい。涙ものだ。いつものセリフだけれど、バッハが凄いのか、グールドのピアノが凄いのか。それを聴くココロはグールドの左手に導かれバッハしているのだと言いたくなる。シモーヌ・ディナースタインの、包み込む優しさのバッハに誘われてのわが耳タコ、グールドの唯一無比のバッハの鑑賞だった。

「日本のバロック専門の学者はみな、あんなものはだめだといった」(吉田秀和

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54440240.html ヨハン・セバスチャン・バッハフランス組曲・第一集』。3月21日が誕生日ということでお手軽に・・・。




フランス組曲第5番ト長調BWV.816
フランス組曲第6番ト長調BWV.817
フランス風序曲BWV.831



French Suite nº 5 (1) - Simone Dinnerstein