yuki-midorinomoriの日記

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バッハ『ゴールドベルク変奏曲BWV988』。横山幸雄で聴く。録音上の問題なのか演奏上のそれなのか・・・。潤い、艶が・・・。音楽というよりピアノは鳴っている。

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バッハ数寄。とりわけゴールドベルク変奏曲。ということもあって、町の図書館で借りてきた(じつは2回目)横山幸雄(よこやま ゆきお、1971 - )の『ゴールドベルク変奏曲BWV988』。これは≪昭和の名ホールとして音楽ファンに愛された石橋メモリアルホール改築工事前の最後のレコーディング(2007・10)≫なのだそうだけれど、私は大阪人で、そのような評価等はまったく存じません。というのは、演奏のほうは、いろいろあってこれもありか、と思いはするものの、録音がなんとも・・・(私のお粗末なリスニング環境のせいだけではないと思うのだけれど)。私にとっては、なのかどうか。やたら中低音が張り出しすぎて耳に障り、音楽というよりピアノだけが浮き上がり落ち着いて聴くことができなかった。情緒が吹き飛んでしまって、潤い、艶が感じられなかったのだ。このピアニストの音源を他に聴いたことがないので、これ以上言いたくはないのだけれど・・・。あまりに録音の音つくりが耳に障り気分穏やかにはおれなかった。どういった考慮があったのかしらないが、音楽より、ピアノがやたら潤いもなく鳴っているといった感想だった。録音上の問題なのか演奏上のそれなのか・・・。




ゴルドベルク変奏曲、関連投稿記事――

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http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/55251841.html マレイ・ペライア『ゴルドベルク変奏曲』(2000)。思慮深く癖がなく中庸で美しいピアノの響き。心静まり、穏やかな安らぐ眠りへと誘われることだろう。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62432227.html クラウディオ・アラウ『バッハ:ゴールドベルク変奏曲』。地味といえば言える武骨?な堅実実直のバッハ。その時代(録音技術)制約からの音質のしからしむるところであるかもしれないが。





J.S.バッハ『ゴールドベルク変奏曲BWV988』
J.S.BACH: GOLDBERG VARIATIONS BWV988


1.ゴールドベルク変奏曲BWV988(GOLDBERG VARIATIONS BWV988)



Tatiana Nikolayeva plays Bach Goldberg Variations, BWV 988