yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ユルク・バウアー Jürg Baur 『作品集』。中途半端ということでは決してないのだけれど・・・。セリエルの作曲手法とりつつも、無機的というより潤いのある親しみを感じさせる音つくりとなっている。

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Jürg Baur, Concerto Romano {1/2}: Oboe concerto from 1960

              
              投稿音源ではありません。

ちょいと格が違いすぎた。まあ勝ったからいえるわけで・・・。サッカー・ワールドカップ3次予選タジキスタン戦。8-0のスコアー。まあ、見ているぶんには気持ちがいいくらいに点が入った勝利でした。来月にアウェー戦をひかえていることを考えれば、戦意喪失をもたらす意味での失点なしの大量得点勝利は最高の結果。めったにないことだけれど安心してテレビ観戦できました。

さて、本題のアルバム鑑賞投稿。きょうは、現代音楽に比較的親しんでおられる方にとってもあまりなじみのない作曲家かもしれない。WIKIには日本語で情報がアップされてはいるのだけれど、きょう投稿のアルバムのWER70001の情報が見当たらない。
ドイツの作曲家ユルク・バウアー(Jürg Baur、1918 - 2010)。92才という天寿。その『作品集』。どうも同世代のドイツの作曲家の存在の名が出てこない。音楽史的にビッグネイムの輩出のない谷間の時代だったのだろうか。いやいや、いま思い出した。私の好きなベルント・アロイス・ツィンマーマン(Bernd Alois Zimmermann, 1918 -1970)がいた・・・。

ということで、ヒンデミットなどの新古典主義と、シュトックハウゼンらの戦後の革新的寵児らの板ばさみの状態だったのだ。大戦に全身全霊翻弄された世代でもあった。

中途半端ということでは決してないのだけれど・・・。セリエルの作曲手法とりつつも、無機的というより潤いのある親しみを感じさせる(聴きやすい)音つくりとなっており、ロマン的ですらある。




『ユルク・バウアー Jürg Baur 作品集』(WER70001)

1.ロメオとジュリエット――オーケストラのためのヴィジョンROMEO UND JULIA(1962/3) 16:24
2.ディヴェルティメント――チェンバロと打楽器のための3つのファンタジア DIVERTIMENTO(1961) 10:29
3.クインテット・セレーノ――5本の管楽器のための音楽QUINTETTO SERENO(1957/8) 13:52
4.ヘプタメロン――ピアノのための7つの小品 HEPTAMERON(1964) 14:58



Jürg Baur, Concerto Romano {2/2}