シューベルト『即興曲集（全曲） IMPROMPTUS D.899, 935』。際だつ旋律性ゆえの愛奏曲集。それにしても、シューベルトってショパンか？！。

Brendel: Schubert Op. 90/3

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　もちろん投稿音源ではありません。

なんだか聴いたことがあるな～と思いつつ・・・。そうだ・・・、嫁いで独立した娘がピアノ発表会へ向けて、練習、おさらいしていて嫌というほどまじかで耳にした曲だった。今はそのピアノはコトリとも音の鳴ることもなく、物置・飾台に成り果てている。それほどに愛すべきポピュラーな曲なのだろう。ともかく際だつ旋律性ゆえの愛奏曲ということなのだろう。「４つの即興曲ｏｐ．９０（Ｄ．８９９）　第２曲　変ホ長調 IMPROMPTUS OP.90 (D.899) NO.2 IN E FLAT MAJOR. ALLEGRO」などだったと記憶する。と、そんなことをツラツラ思いつつ、ネット図書館で借り受けたシューベルト『即興曲集IMPROMPTUS D.899, 935（全曲）』を聴いていた。ところで、アルバムを聴いているうちに？？？、なにか変。いや変というのも、ひょとして私の臆見に過ぎないのかもしれないのだけれど、こりゃ～シューベルトじゃなくショパンでね～の。シューベルトってショパンか？！というつぶやきだった。ピアニストはエリザベート・レオンスカヤ（Elisabeth Leonskaja, 1945 - ）。そんなこともあってポーランドの出かと思って検索したところ≪グルジアのトビリシ生まれの女流ピアニスト≫（ＷＩＫＩ）とあった。それにしても、こうもショパン風味に染められるといささか違和感が残る。わたしの勝手な決めつけた聴き方、思い込みかもしれないが、これってドイツ（オーストリア・ウィーン）じゃね～よと、最後まで気になって仕方なかった。なにせショパンはセンチメントな情緒過多ということであまり好みではないもので・・・。余計に気になって仕方がなかった。ということもあり～ので、確認のために動画サイトを覗いていたのだった。

それにしても、俗っぽさすれすれの愛すべき美しい旋律に満ちた曲集だこと。

シューベルト『即興曲集（全曲） SCHUBERT: IMPROMPTUS D.899, 935』
演奏：エリザベト・レオンスカヤ (ELISABETH LEONSKAJA)

1. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．９０（Ｄ．８９９）　第１曲　ハ短調
IMPROMPTUS OP.90 (D.899) NO.1 IN C MINOR. ALLEGRO MOLTO MODERATO
2. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．９０（Ｄ．８９９）　第２曲　変ホ長調
IMPROMPTUS OP.90 (D.899) NO.2 IN E FLAT MAJOR. ALLEGRO
3. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．９０（Ｄ．８９９）　第３曲　変ト長調
IMPROMPTUS OP.90 (D.899) NO.3 IN G FLAT MAJOR. ANDANTE
4. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．９０（Ｄ．８９９）　第４曲　変イ長調
IMPROMPTUS OP.90 (D.899) NO.4 IN A FLAT MAJOR. ALLEGRETTO
5. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．１４２（Ｄ．９３５）　第１曲　ヘ短調
IMPROMPTUS OP.142 (D.935) NO.1 IN F MINOR. ALLEGRO MODERATO
6. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．１４２（Ｄ．９３５）　第２曲　変イ長調
IMPROMPTUS OP.142 (D.935) NO.2 IN A FLAT MAJOR. ALLEGRETTO
7. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．１４２（Ｄ．９３５）　第３曲　変ロ長調　主題と変奏
IMPROMPTUS OP.142 (D.935) NO.3 IN B FLAT MAJOR. THEME AND VARIATIONS (ANDANTE)
8. フランツ・ペーター・シューベルト：４つの即興曲ｏｐ．１４２（Ｄ．９３５）　第４曲　ヘ短調
IMPROMPTUS OP.142 (D.935) NO.4 IN F MINOR. ALLEGRO SCHERZANDO

F. Schubert - Impromptu Op.142 (D.935) No.3 in B flat Major - Alfred Brendel