yuki-midorinomoriの日記

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シトコヴェツキー編曲『ゴールトベルク変奏曲(弦楽合奏版)』。やさしくつつみ込む響きの弦楽による「ゴールトベルク」。これもまたいい。気分よくこころ静穏にして床につくことができる・・・。

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Bach - Goldberg Variations, BWV 988 (for string ensemble):Transcription for Strings by Dmitry Sitkovetsky / NES Chamber Orchestra

               

シトコヴェツキー(Dmitry Sitkovetsky ,1954 - )?。ストコフスキー(Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz Stokowski, 1882 - 1977)でね~のと、ひとりごちた。なにせ弦楽演奏もののバッハがたまたま耳にしたラジオから流れていたもので。ストコフスキーの、自らが編曲した「トッカータとフーガニ短調」などには以前から馴染んでいたもので、そう思ったのだった。しかしそれは、シトコヴェツキー編曲による弦楽合奏ヴァージョンの「ゴールトベルク変奏曲 BWV988」が、放送されていたのだった。ネット検索してみたところ以下だった。


【 「ゴールトベルク変奏曲 BWV988」           
              バッハ作曲、シトコヴェツキー編曲
                      (59分55秒)
         (演奏)ニュー・ヨーロピアン・ストリングス
     ※コンサート・マスター…ドミトリ・シトコヴェツキー
          <Nonesuch WPCS-5004> 】


イメージ 2このシトコヴェツキーは、ヴァイオリンを本職とする指揮者でもあるとのことだけれど、ヴァイオリニストの父親、ショパンコンクールで1位を得たというピアニストの母親(1957年の伝説的なグールドのモスクワ・コンサートの国側の関係者として接し世話したそうだ)ともども、音楽家グレン・グールドを大いに崇敬讃し、その影響もあって幼少のころからグレン・グールドのバッハ演奏、とりわけ「ゴールトベルク」には心酔していたよし。それらのことが、この弦楽合奏版の「ゴールトベルク」編曲に精華したとのこと。ということもあって、この『ゴールトベルク変奏曲(弦楽合奏版)』は、グレングールドの追悼に捧げられたそうだ。

このシトコヴェツキー編曲の弦楽合奏による『ゴールトベルク変奏曲』は夙に知られた作品として評価を得ているそうなのだけれど、わたしは初めて聴きました。やさしくつつみ込む響きの弦楽による「ゴールトベルク」。これもまたいい。気分よくこころ静穏にして床につくことができる・・・。





J.S.バッハ『ゴルトベルク・ヴァリエイションズ(弦楽合奏版)』
J.S.BACH: GOLDBERG VARIATIONS
指揮:ドミトリ・シトコヴェツキー (DMITRY SITKOVETSKY)
演奏:ニュー・ヨーロピアン・ストリングス (NEW EUROPEAN STRINGS CHAMBER ORCHESTRA)
[VN]: ドミトリ・シトコヴェツキー (DMITRY SITKOVETSKY)

1. ヨハン・セバスティアン・バッハゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽合奏版)(GOLDBERG VARIATIONS BWV988)
[指揮]ドミトリ・シトコヴェツキー
[演奏]ニュー・ヨーロピアン・ストリングス
(VN)ドミトリ・シトコヴェツキー




Goldberg Variations BWV 988 (Glenn Gould, 1981) - 2/7