yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マルカントワーヌ・シャルパンティエ『宗教作品集』。華麗にして壮麗。生気みなぎって元気な バロック音楽だこと。湿ったところがあまりない。

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Charpentier: Te Deum – Prelude

                 

「我は尊敬されるべき人たちには尊敬され、馬鹿には馬鹿にされた音楽家だった。だが後者のほうが優勢なため、我は賞賛よりもさげすまれることのほうが多かった。我が音楽は自分にとって小さな名誉、大きな重荷となった。だから死んでも、裸一貫で生まれてこの世にもたらしたもの以上のものが失われることもなかった」

イメージ 2フランスバロック音楽を代表する、マルカントワーヌ・シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier, 1643 - 1704)。その存在は知ってはいたのだけれど、アルバムを手にしたのは初めて。この選択もネット図書館での気まぐれ検索での結果でしかないのだけれど。ちなみに、この作曲家の生年および音楽活動時期を他の音楽史上の作曲家を引き合いにしてみるとヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi, 1678 - 1741)。ブクステフーデ(Dieterich Buxtehude, 1637-1707)。ゼバスティアン・バッハJohann Sebastian Bach, 1685 - 1750)となる。評価高まって、その存在が再認識されはじめたのは直近の大戦後のことで死後およそ250年も経ってからのよし。≪・・・フランス宮廷とほとんど関連を持たず、現代になって重要性が再認識されたため、生涯や経歴に不明な点が多い。≫(WIKI)


華麗にして壮麗。生気みなぎって元気なバロック音楽だこと。湿ったところがあまりない。もちろん、アルバム収録の宗教曲を聴いた限りのことでしかないのだけれど。

もっとも、≪バロック音楽は「彫刻や絵画等と同じように速度や強弱、音色などに対比があり、劇的な感情の表出を特徴とした音楽」≫(WIKI)なんだそうで・・・。







1. ヴァイオリン,トランペット,ティンパニ,フルートとオーボエのための勝利の行進H.547-1
2. オルガンに代わる複数の楽器のためのミサ曲H.513
3. 2つのトランペットのためのファンファーレH.deest
4. オルガンと,ヴァイオリン,フルートとオーボエのための奉納式H.514
5. 仮祭壇のための「サンフォニ」H.508
6. 教会のための序曲H.524
7. 仮祭壇のためのサンフォニH.515
8. まだ挙行されない奉納式H.522
9. 4部の弦楽のためのコンセールH.545
10. 仮祭壇のために:行列の登場直後の序曲H.523
11. トランペット,ヴァイオリン,フルート,オーボエティンパニの第2のエールH.547-2



Charpentier-Concert pour quatre parties de violes (H.545)


Marc-Antoine Charpentier (1643-1704) : Messe pour plusieurs instruments au lieu des orguesH513
http://www.youtube.com/watch?v=irAQbAZZaWE

Charpentier - Marche de Triomphe H.547
http://www.youtube.com/watch?v=snxUHRaGTuA