yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

フランク『オルガン作品集』(CD2枚組)。ココロ洗われる愛おしい旋律で魅せるフランクのオルガン音楽で心落ち着け、この1年を沈思振り返ろう。

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César Franck~Prelude, Fugue and Variations Op.18

                

フランク(César-Auguste-Jean-Guillaume-Hubert Franck、1822 - 1890)を源とするオルガニスト=作曲家の流れは、パリ音楽院を中心として受け継がれ、≪フランス・オルガン交響楽派≫と呼ばれ、ヴィドール、ヴィエルヌからメシアンまで脈々と続いてきた。

オルガンにもロマン派オルガンというのがあるそうで・・・。ようするにシンフォニックな音色音響空間造形を可能にすべく制作されたオルガンということのようだ。音楽史的にロマン派と括れる時代の代表的なオルガン作品をのこしたひとりが、きょう投稿するセザール・フランク。≪フランスの音楽と新進作曲家を公衆に広めるために設立された文化団体ならびにその名称である国民音楽協会(Société Nationale de Musique)を設立した3人の作曲家のうちのひとり。ほかの二人はシャルル・カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns, 1835 - 1921)とガブリエル・ユルバン・フォーレ(Gabriel Urbain Fauré, 1845 - 1924)のよし。

ネット図書館の本年最終の借受アルバムとなった。

この1年振り返るだに壊滅的な出来事があり、いまなお傷深くココロおさまらない。けれど新聞雑誌に書いてあるようなことはあえてコメントしない・・・。流れにのりたくはない。


オルガン音楽で心落ち着けてこの1年を沈思振り返ろう。




セザール・フランク関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62568770.html フランク&ラヴェル『ヴァイオリン・ソナタ』。ヴァイオリンとピアノという地味な室内楽デュオ作品。けれど音楽の醍醐味はここにあり。。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61823468.html セザール・フランク『プレリュード,コラールとフーガ』、フランツ・リスト『スペイン狂詩曲 ほか』。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53372790.html セザール・フランクパニスアンジェリクスPanis Angelicus」(「天使のパン」)の美しさに聴き惚れる。NHK・FMの音楽番組「ミュージックプラザ」でのうれしい出会い。



ガブリエル・フォーレ関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61977125.htmlドビュッシー&サン=サーンス&フォーレ&グリーグ:ヴァイオリンソナタ集』。またも!。歳の所為か・・・昨日のアルバムと同じ作曲家たちのヴァイオリンソナタ集となってしまった。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61970798.html ガブリエル・フォーレ『ヴァイオリン・ソナタ集』。幾度も聴いているうちに、デュオの絡みのしみじみとした味わいが愉しくなってくる。声高でなく作曲家の肉声を、音の戯れに聴く思いがする。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61930724.html フォーレ『ピアノ四重奏曲第2番ト短調op.45、ピアノ三重奏曲ニ短調op.120』。ハッタリのない簡潔抑制、静穏に染み入る室内楽曲。地味というより滋味。


http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60890554.html フォーレ『レクイエム/ペレアスとメリザンド』。劇的なところのないフォーレのレクイエム。抑制はすぐれた美徳。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/59967067.html ガブリエル・フォーレ『オーケストラ作品集』2枚組み。抑制はすぐれた美徳。中古2枚組み800円のささやかな満足にひたっています。



サン=サーンス関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62476447.html サン=サーンス交響曲全集』。云うまでもなくやはり、ダントツは「交響曲第3番ハ短調 作品78<オルガン付き>」だ。みなぎる精気全開といった趣。まさに絶頂。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61974281.html ドビュッシーサン=サーンスほか『フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集』。ドビュッシーの典型のエキゾチズムとサン=サーンスの古典的形式美の安定した美しさ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61161075.html レスピーギサン=サーンスの『弦楽のためのヴィルトーゾ作品集』。古典的品性を備えたオーケストレーションと旋律の美しさ。







フランク 『オルガン作品集』(CD2枚組)

CD1
1.英雄的作品Pièce Héroïque
2.カンタービレCantabile(1878年
3.幻想曲イ長調 Fantaisie en La Majeur
4-9.交響的大曲 嬰へ短調 作品17 Grande Pièce Symphonique, op. 17
10.パストラール ホ長調 作品19 Pastorale, op. 19(1862年
11-14.幻想曲 ハ長調 作品16 Fantaisie, op. 16

CD2
1-3.前奏曲、フーガと変奏曲 作品18 Prélude, Fugue et Variation, op. 18
4.コラール 第1番 ホ長調 Chorale No. 1 in E major - Moderato(1890年)
5.コラール 第2番 ロ短調 Chorale No. 2 in B minor - Maestoso
6.コラール 第3番 イ短調 Chorale No. 3 in A minor - Quasi allegro
7.祈り 作品20 Prière, op. 20
8.終曲(フィナーレ) Final, op. 21



CÉSAR FRANCK - Grande pièce symphonique op. 17 (3/3)


César Franck~Cantabile in B