yuki-midorinomoriの日記

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一徹に保守を生きた作曲家・別宮貞雄逝く。あまりにも頑迷に過ぎたと思わないでもないけれど。合掌

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Sadao Bekku live- japanese suite n. 2 -1° mov.

              

先日、新聞の訃報欄に作曲家・別宮貞雄(べっく さだお、1922年 - 2012年1月12日)の逝去が知らされていた。無調を現代音楽と疑わなかった私なんぞには、ベートーベンの音楽を理想像とし、≪十二音技法などの前衛的な手法に対しては、概して批判的な態度をとっている。≫(WIKI)といより不倶戴天の敵のように無調前衛を忌み嫌っている作曲家は、イヤミナ作曲家であった。
そうしたことを、3年以上前に皮肉を込めて≪別宮貞雄『チェロ協奏曲(1997)/ヴァイオリン協奏曲(1969)』。≪時流にいくらかよりそっていた≫からこその秀作「ヴァイオリン協奏曲」。≫とタイトルして投稿している。
フランス留学し、時代の主潮流に身を晒した挙句が・・・との思いであった。ただ、ほとんどの作品を聴いていないに等しいので、これ以上のことは言えないし、言わないでおこう。
訃報に接し一徹に保守を生きた作曲家逝くといった思いを抱いたのだった。あまりにも頑迷に過ぎたと思わないでもないけれど。愛唱され人口に膾炙した叙情的な名品を貼り付けて、哀悼の意を表したいと思う。




さくら橫ちょう 鮫島有美子


春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう
想ひ出す 恋の昨日
君はもうここにゐないと

ああ いつも 花の女王
ほほえんだ夢のふるさと
春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう

会ひ見るの時はなかろう
「その後どう」「しばらくねえ」と
言ったってはぢまらないと
心得て花でも見よう

春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう