ベートーヴェン『ピアノ協奏曲全集|三重協奏曲』。3日続けての投稿。「ピアノ協奏曲第5番」の聴き比べ。けっして良し悪しではゴザイマセン。
古今のと言っちゃ、ちと大げさですが、ピアノ協奏曲の中で最もすぐれていると私は思っているのですが、きょうもそのベートーヴェンのピアノ協奏曲。「第5番」。3日連続の投稿。と言っても言葉を紡ぎだしてのそれでないのが歯がゆく、恥ずかしくもあるのだけれど。絢爛勇壮華麗な曲想の展開をもつ「第5番」。ピアノ独奏の聴かせどころにあまねく魅せられる音楽史的傑作。作曲された時期は交響曲第5番、6番の作曲の完成なった翌1809年。ベートーヴェン(1770 - 1827)39才の作。音楽家として致命的な難聴という病をえて絶望の淵にあったとはいえ≪苦悩を乗り越え、再び生きる意思を得て新しい芸術の道へと進んでいく≫(WIKI)勇躍軒昂の意気盛んをもって陸続と音楽史に傑作を刻むこととなった≪傑作の森≫と称される時期の作品。
で、昨日に引きつづききょうも普段はすることを好まない聴き比べ。ポリーニとわが耳タコの愛すべきグレン・グールドの「第5番」。品格ある堅実のポリーニよりは、残念?ながら癖のあるロマンの香気に魅せるグールドのほうを好むのだけれど。マアいいでしょう。けっして良し悪しではゴザイマセン。
第5番 第1楽章
1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.15(CONCERTO FOR PIANO AND ORCHESTRA NO.1 IN C MAJOR OP.15)
[指揮]クラウディオ・アバド
[演奏]ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19(CONCERTO FOR PIANO AND ORCHESTRA NO.2 IN B FLAT MAJOR OP.19)
[指揮]クラウディオ・アバド
[演奏]ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19(CONCERTO FOR PIANO AND ORCHESTRA NO.2 IN B FLAT MAJOR OP.19)
5. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」(CONCERTO FOR PIANO AND ORCHESTRA NO.5 IN E FLAT MAJOR OP.73 "EMPEROR"
6. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ,ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調op.56(CONCERTO FOR PIANO, VIOLIN, VIOLONCELLO AND ORCHESTRA IN C MAJOR OP.56)
[指揮]クラウディオ・アバド
[演奏]ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団
[指揮]クラウディオ・アバド
[演奏]ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団