yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ペーター・ブロッツマンらの『NIPPLES』(1969)。たぎるヨーロッパ・アヴァンギャルドフリー。1969年代、時代の高揚。

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NIPPLES

                

1969年代の現代音楽とヨーロッパフリージャズ≫とタイトルして投稿したのは今から6年以上前の2005年10月だった。ドイツ・アヴァンギャルドフリージャズの雄!?ペーター・ブロッツマンのアルバム『NIPPLES』(1969)だった。一昨イメージ 2日投稿した≪若きベニンク、ブロイカーの『ICP 001 New Acoustic Swing Duo』(1967)オランダよりする高らかなアヴァンギャルド・フリー宣言と言うにふさわしい歴史的傑作音源。≫につづいての、我がヨーロッパアヴァンギャルド・フリージャズへ目を啓いてくれたアルバムの投稿。わが山下洋輔プロトジャズ(原ジャズ)宣言、つまりは全ての制約を取っ払って好きなようにジャズる、格闘するジャズの衝撃を私たちにもたらしたのも、彼らと同時期、1969年頃だった。【『われわれは現代音楽などというものに何の幻想も抱いていない。また拡散しっぱなしのハプニングやらサイケデリックも視野に入らない。われわれの興味は、我々自身の「ジャズ」にある。ジャズの中に、我々が立ち戻るべき音楽の(prototype)原型を、今、見出したことを宣言しておこう。我々が演奏するのは、実験的なニュージャズなどではなく、ごく当たり前のPROTO-JAZZ原ジャズとでも言うべきものである』(山下洋輔)】
若き日の、衝撃を受けたアルバムの1枚。怒涛の雄たけび、バイタルに切り裂き咆哮するパッション・・・。

6年以上前の先の投稿記事にも触れたけれど、アヴァンギャルドなヴィデオアーティスト、ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik, 漢字表記:白南準、1932 - 2006)のメッセージがみえると言うことで、手にしたアルバムでもあった。

6年前の先の投稿はファイル構造が旧く、動画音源を貼り付けることが出来ないということでの再投稿となった。

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『NIPPLES』(1969)

イメージ 4Peter Brötzmann Quartet and Sextet
Peter Brötzmann Sextet:
Peter Brötzmann, tenor saxophone;
Evan Parker, tenor saxophone; Derek Bailey, guitar;
Fred Van Hove, piano;
Buschi Niegergall, bass;
Han Bennink, drums:
Nipples, recorded at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg on 18 April 1969.
Peter Brötzmann Quartet: Peter Brötzmann, tenor saxophone;
Fred Van Hove, piano;
Buschi Niegergall, bass;
Han Bennink, drums:
Tell a green man, recorded at Rhenus Studio, Godorf on 24 April 1969.
Produced by Manfred Eicher.
Cover design (reproduced above) by Peter Brötzmann.


Peter Brötzmann - Nipples