yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

我が音楽界にケージショックをもたらした作曲家、一柳 慧の最初期の尾高賞受賞曲『空間の記憶』(1981)。

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空間の記憶

            

留学先の米国より一時帰国のおり、わが国にケージ・ショックをもたらしたのが、きょう投稿する一柳 慧(いちやなぎ とし、1933 - )。
ミーハー的なことではありますがオノ・ヨーコ(Yoko Ono、本名:ヨーコ・オノ・レノン Yoko Ono Lennon、日本名:小野 洋子、1933 - )と50年代の一時期、生活を共にしていたということです。

青山学院高等部在学中、1949年から1951年にかけて、毎日音楽コンクールで3年連続入賞(うち2回は1位)するなどし、天才少年と謳われた。≫(WIKI)その作曲家の、ケージ革命の伝道者からの保守回帰?といえるのかどうか・・・尾高賞受賞4回のうちの最初(1981年)の受賞作『ピアノとオーケストラのための「空間の記憶」(ピアノ協奏曲第1番)』がきょう投稿する作品。

なんでも書けちゃうと言った見事さでゴザイマス。


以下80年代の旺盛な作曲活動の成果、4回の尾高賞受賞リスト

•ピアノとオーケストラのための「空間の記憶」(ピアノ協奏曲第1番) ※第30回(1981年度)尾高賞受賞
•ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」 ※第32回(1983年度)尾高賞受賞
ピアノ協奏曲第2番「冬の肖像」 ※第37回(1988年度)尾高賞受賞
交響曲「ベルリン連詩」 ※第38回(1989年度)尾高賞受賞


直近の『ピアノ協奏曲第4番「JAZZ」』はジャズピアニスト山下洋輔とのコラボレーションといえる作品ということで、おおいに関心のあるところ。早く聴く機会を持ちたいものだ。
イメージ 2一柳慧、山下洋輔


一柳 慧関連投稿記事――

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