アントン・ライヒャ『ホルン&クラリネット五重奏曲』。ベートーヴェン、ハイドンつながり。まことに品あり滋味でございます。この滋味=地味さが音楽史の後景に退かされた因であるのだろうか。
クラリネット五重奏曲op.89 (1/4)
アントン・ライヒャ?ネット図書館のリスト検索で目にしたのだけれど。なんか聴いたことのある名前だなぁ、とおもいつつWIKIを覗いたところベートーヴェンとは浅からぬ縁のある作曲家(「同じ楽団でヴィオラ奏者だったベートーヴェンと知り合い・・・ベートーヴェンとともにボン大学に入学・・・」(WIKI)。そして、ベートーヴェンとおなじくヨーゼフ・ハイドンに師事している。)で、当時はそのベートヴェンより人気があり、もてはたされていたとか。いまや忘れられた作曲家ということなのだろうか。チェコを出自とするアントニーン・レイハ(アントン・ライヒャ Antonín Rejcha, 1770 - 1836)。
それと≪パリ音楽院の作曲科教授として、フランツ・リスト、エクトル・ベルリオーズ、シャルル・グノー、セザール・フランクらを育てた。≫(WIKI)とある。なんとなんと、偉い教育者でもあり、作曲家だったのだ・・・。
きょうの投稿アルバムの作品は、まことに品あり滋味でございます。この滋味=地味さが音楽史の後景に退かされた因であるのだろうか。