yuki-midorinomoriの日記

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『吉田茂の自問』。大陸侵攻、敗戦にいたる日本外交の過誤。

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満州事変の根本原因は、一つに、日本国内で、深刻な経済不況と政党政治への不満に根ざす、「国家革新」勢力の台頭があったからであり、他の一つは、中国において激しい排日の動きがあったからであって、「そのよって来るところ遠く、かつ深い」】

うえは宰相・吉田茂(よしだ しげる、1878 - 1967)が若き世代に命じた、敗戦にいたる日本外交の過誤検証の調書『日本外交の過誤(昭和26年4月10日・外務省極秘文書)』のなかの一節。

最近、識者は只今日本の社会情勢が、日本の敗戦焦土と化し、奈落の底へと転げ落ちていく分水嶺となった満州事変(1931年)の頃とよく似ていると指摘している。

杞憂であってほしい・・・。それにしてもなんだか穏やかではおれない時節のようでアリマス。