『御祝楽』。勇み足、前のめりの祝いの音楽。春はまちがいなく来るのか?
四海波平らかにして 瑞煙漲り
しかいなみたいらかにして ずいえんみなぎり
しかいなみたいらかにして ずいえんみなぎり
五風十雨 桑田を潤す
ごふうじゅうう そうでんをうるおす
ごふうじゅうう そうでんをうるおす
福は東海の如く 杳かに限り無く
ふくはとうかいのごとく はるかにかぎりなく
ふくはとうかいのごとく はるかにかぎりなく
壽は南山に似て 長えに騫けず
じゅはなんざんににて とこしえにかけず
じゅはなんざんににて とこしえにかけず
鶴は宿る老松 千載の色
つるはやどるろうしょう せんざいのいろ
つるはやどるろうしょう せんざいのいろ
龜は濳む江漢 萬尋の淵
かめはひそむこうかん ばんじんのふち
かめはひそむこうかん ばんじんのふち
芙蓉の雪 大瀛の水
ふようのゆき たいえいのみず
ふようのゆき たいえいのみず
神州に磅礴して 九天に輝く
しんしゅうにほうはくして きゅうてんにかがやく
しんしゅうにほうはくして きゅうてんにかがやく
まだ新年まで10日以上もあるというのに、『御祝楽』でもあるまいと思うのだけれど、ネット図書館で借りて鑑賞してしまったものだから、一足早く、いや、勇み足、前のめりの投稿という次第。
こんなことでは、さて新春1月1日元旦の投稿はどうしたものやら・・・。
いや、春はまちがいなく来るのか?
吟詠関連投稿記事――
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63135065.html 吟詠「涼州詞」。どうしてこうも、壮士的風情になっちゃうのだろうと思いつつもその独特の調子(節調というとのこと)に魅せられて聴いてしまう。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62260224.html 『吟詠〈祝い吟〉~誕生から白寿まで』。壮士、国士的吟ばかりが吟ではありません。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/59888119.html 『詩吟』。民謡のコブシ、節回しとおなじくの吟詠の強烈なアーティキュレーションにはたしかに情念くすぐり心捉えるものがあるようだ。
『御祝楽』