yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

メンデルスゾーン『ピアノ四重奏曲第2番&第3番』。「西洋音楽の歴史上知られている中で、最大の神童」メンデルスゾーン13才の感性の迸り。

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ピアノ四重奏曲 第2番 作品2

               

ゲーテを訪ねるときは、目と耳をしっかりと開くように、忠告します。そして、あなたが帰るときに、彼のすべての言葉を語れない場合は、私たちはもはや友達ではありません」(姉、ファニー・メンデルスゾーン

ドイツの文豪ゲーテ(1749 - 1832)は、ベートーヴェン(1770 - 1827)よりメンデルスゾーン(ヤコプ・ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy, 1809年2月3日 ハンブルク - 1847年11月4日 ライプツィヒ)を讃した。もっともワイマールのゲーテの目の前に現れた天才は、女の子と見まちがえられる眉目秀麗の未だ12才の少年だった。

西洋音楽の歴史上知られている中で、最大の神童」(WIKI・チャールズ・ローゼン)に驚いた。音楽の才だけでなく、その聡明に感じたそうだけれど。
才人、才を見抜く。凡俗にはこうとしか言えないのがさびしい。

ネット図書館で借りてきた、きょう投稿の『ピアノ四重奏曲第2番&第3番』は、神童メンデルスゾーンゲーテ家に現れた翌年、13才のときに作曲されたもののよし。清らな澱みなき感性の発露、迸りを聴きましょうか。春うらら春たけなわの好季に耳なでる音楽にふさわしい・・・。

「ぼくはここ(ゲーテ家)で、家にいる時よりずっとたくさん弾いていて、時には6時間、または8時間弾くときもあります。毎日午後、ゲーテは次の言葉を言って楽器を開けます。<きょうはまだ君の音を聴いていません。少し騒音を出してみてください>。そして彼はぼくの隣に座り、ぼくは弾き終わると、彼にキスをしてくださいと頼むか、自分からキスをするのです」




メンデルスゾーン『ピアノ四重奏曲第2番&第3番』

1. ピアノ四重奏曲 第2番 ヘ短調 作品2 第1楽章:Allegro molto
2. ピアノ四重奏曲 第2番 ヘ短調 作品2 第2楽章:Adagio
3. ピアノ四重奏曲 第2番 ヘ短調 作品2 第3楽章:Intermezzo.Allegro moderato
4. ピアノ四重奏曲 第2番 ヘ短調 作品2 第4楽章:Finale.Allegro molto vivace
5. ピアノ四重奏曲 第3番 ロ短調 作品3 第1楽章:Allegro molto
6. ピアノ四重奏曲 第3番 ロ短調 作品3 第2楽章:Andante
7. ピアノ四重奏曲 第3番 ロ短調 作品3 第3楽章:Scherzo.Allegro molto
8. ピアノ四重奏曲 第3番 ロ短調 作品3 第4楽章:Finale.Allegro vivace