シューマン『ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲』。とりわけ遺作「ヴァイオリン協奏曲」の【哀しみをふりしぼり奏でられる。哀切】にはいつもながらグッとくる。
Schumann: Violin Concerto in D minor - Gidon Kremer (Live recording)
シューマンのヴァイオリン協奏曲と、ピアノ協奏曲。シューマンがものしたこれら協奏曲を、以下すでに印象綴り投稿しているので、ことさらに紡ぐことばをもたないのだけれど。ここ最近集中的に聴いてきたピアニスト・アルゲリッチのネット図書館所蔵キー検索でヒットした、アルゲリッチのシューマン・・・ということで、借りたのだった。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63005981.html シベリウス&シューマン『ヴァイオリン協奏曲』。「天使から教えてもらった曲だ」(シューマン)。ヴァイオリンは哀しみをふりしぼり奏でられる。哀切。生きるってツライのだ・・・。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61836857.html ロベルト・シューマン『ヴァイオリン&チェロ協奏曲ほか』。その詩情とともにロマンの芳香に聴き痴れると言ってもいいくらいの見事な旋律性で魅せる「チェロ協奏曲」ほか。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61817606.html シューマン、シェーンベルク『ピアノ協奏曲』。男前の相貌をおびて聴こえてくるのだ。そうです、整いすぎた面立ちをもった<曲>のように・・・。男前ぶりが気になるんだよね。
ところで、当アルバムカップリングの、遺作と言っていい『ヴァイオリン協奏曲』は、いつ聴いても、その【哀しみをふりしぼり奏でられる。哀切。】にココロうたれる。(精神の病からライン川に投身自殺をはかる前年の作)
アルゲリッチの『ピアノ協奏曲』もいいのだけれど、それ以上に、このアルバムでのヴァイオリンのギドン・クレメルは、すばらしい。
ま、それだけなんですが・・・。
第1楽章 Allegro affetuoso
第3楽章 Allegro vivace
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
第1楽章 In kräftigem, nicht zu schnellem Tempo
第2楽章 Langsam
第3楽章 Lebhaft, doch nicht schnell
ヴァイオリン:ギドン・クレメル
録音年月日: 1992年7月18&20日 (ライヴ)、 *1994年7月2~3日 (ライヴ)
録音場所: シュテファニアン・ザール、グラーツ