yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ショーソン『愛と海の詩 Op.19』。色彩あふれ、その織りなす流麗な美しさと余情。

イメージ 1


Irma Kolassi: Poème de l'amour et de la mer by Ernest Chausson

       

       放送・アルバム音源は以下
      ?b>Susan Graham: The complete "Poème de l'amour et de la mer Op. 19" (Chausson)
       https://www.youtube.com/watch?v=KhWG2gsFPyg


世界共通とはいかないのでしょうが夏は海のイメージなのでしょうか。水ですものね。汗をかき、身体がおのずから水を欲する季でもありますし。と言いながら私自身は緑愛す山派なんですが。そんなこともあってブログ名も「緑の森」となっております。

ま、ともかく海に囲まれ四季をもつわがニッポンでは、一般的には夏といえば海・・・。

過日通勤途上の車の中でラジオから流れていて印象した曲がフランスの作曲家・ショーソン(Ernest Chausson, 1855 - 1899)の『愛と海の詩 (作品19) ソプラノ独唱と管弦楽』だった。

以下いい出会いだった。


【「愛と海の詩」                ショーソン作曲
                      (27分38秒)
           (メゾ・ソプラノ)スーザン・グレイアム
                  (管弦楽)BBC交響楽団
            (指揮)ヤン・パスカル・トルトゥリエ
  <Warenr Classics WPCS-11878>】


ところで、4年以上前に以下ショーソンを紡いでいたのだった。


http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58968461.html エルネスト・ショーソン『詩曲~poeme』。メロディーが印象的で美しいとかそういった類のものではなく、構成、構造が織り成し醸す余情、余韻が、そう、音楽そのものが清廉で美しい。


【メロディーが印象的で美しいとかそういった類のものではなく、構成、構造が織り成し醸す余情、余韻が・・・、そう、音楽そのものが美しいのだった。精神性の湛えた美しさ。清廉といいっていいのだろうか、・・・】

色彩あふれ、その織りなす流麗な美しさと余情。ジャパネスクな趣のないでもない・・・。

このショーソンは、44歳の時、自転車事故(自動車ではございません)にて突然の死を迎えた。自転車ねぇ・・・。



「 水の中の花 」   
       愛と海の詩 Op.19より
La fleur des eaux  
      from Poème de l'Amour et de la Mer


詩: モーリス・ブショール

La fleur des eaux

L'air est plein d'une odeur exquise de lilas,
Qui, fleurissant du haut des murs jusques en bas,
Embaument les cheveux des femmes.
La mer au grand soleil va toute s'embraser,
Et sur le sable fin qu'elles viennent baiser
Roulent d'éblouissantes lames.

O ciel qui de ses yeux dois porter la couleur,
Brise qui va chanter dans les lilas en fleur
Pour en sortir tout embaumée,
Ruisseaux, qui mouillerez sa robe,
O verts sentiers,
Vous qui tressaillerez sous ses chers petits pieds,
Faites-moi voir ma bien-aimée!

以下略・・・・・






イメージ 2

ショーソン『愛の詩』

1. 愛と海の詩(ショーソン)
2. シェエラザード(ラヴェル)
3. ボードレールの本(ドビュッシー/J.アダムズ編)