yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ピエール・アンリ

アントナン・アルトーへのオマージュ?ミュージック・コンクレート、アーティフィッシャルの雄、ピエール・アンリの『Fragments pour Artaud 』(1970)。

Pierre Henry: Fragments pour Artaud (1970) こんなのがYOUTUBE動画サイトにあった。ミュージック・コンクレートの雄、ピエール・アンリのもの。題して『Fragments pour Artaud 』(1970)。 なんと稀代の演劇家、詩人のアントナン・アルトー(Antonin…

スプーキートゥース&ピエール・アンリ『CEREMONY』(1978)。

Pierre Henry - Have Mercy べつにこのロックグループ(Spooky Tooth) に興味あってのことではなく、ミュージック・コンクレートというアーティフィッシャルな音響造形の先駆者にして、偉大な開拓者のピエール・アンリがコラボレーションしているということ…

ピエール・アンリ『Investigations』(1959)。≪人工・擬自然の≫電子音の森(フォレスト)。音そのものへと自らを同定し、そこに生き、アーティフィッシャルな音楽世界を作りあげんとする意志。

Essai son HISTOIRE NATURELLE (pierre henry) Notre Dame de la gloriette, 17h43, 20/10/09 投稿音源のものではありません。 岡田ジャパン、アウエーでサッカー・ワールドカップの決勝トーナメント進出。この快挙を素直に喜びたい。よくやってくれました。…

ピエール・アンリ『Voile D'Orphée I Et II / Entité / Spirale』。多彩なエレクトロニクな音の表情、鮮やかに組み立ててみせるエレクトロニクノイズへの超絶センス。

Bejart Variations pour un porte et un Soupir. Bejart 投稿音源のものではありません。 ひさしぶりに、ピエール・アンリPierre Henry(1927-)のアーティフィッシャル(artificial)テクノノイズサウンドの鑑賞。私は 「神を讃えることを唯一の目的としない…

ピエール・アンリ『Granulometrie』(1967)。人は斯くまで狂気たりえるのか!・・・そのアーティフィッシャルな音響造形はまことに新鮮でスリリングだ。

Pierre Henry Eroíca(1950-51) ≪ピエール・シェフェールとピエール・アンリの若きテクノ感性が切り開いた記念碑的ミュジーク・コンクレート音源≫とタイトルし投稿した【ピエール・アンリとピエール・シェフェールによる『一人の男のためのシンフォニー・Symp…

ピエール・アンリ『バベルの塔・Une tour de Babel』(1999)ほか。さもありなんとの安易さとは次元の違うイマジネイティブでアーティフィッシャルなコンポジットのノイズ・コンクレート感覚。

Pierre Henry : Apocalypse de Jean それにしても、このミュージック・コンクレートの雄ピエール・アンリの頭の中はどのような音で充たされているのだろう。よくもこんなにイマジネイティブなコンクレートノイズで楽曲?作品が生み出されるものだと感嘆のほ…

ピエール・アンリ『エジプト人の死者の書』(1988)。ノイズの轟然に茫然自失となるとき私に開け示される世界は思念及ばぬ<空・くう>であり、無の存在の現成である。音を連れてそれ!は漸近する。

Pierre Henry : Dislocation http://www.youtube.com/watch?v=NH1c-18wxas ≪原始古代では調律されていない騒音や雑音が主体であった音楽は次第に平均律の構造にむかい、近代においてすっかり騒音を駆除し終わったところへ、再び騒音の復権が持ち出されてきた…

ミュージックコンクレートの雄ピエール・アンリ。自然としての耳と手作業が生き生きと音を、ノイズを創造しているナチュラルヒューマンノイズ。

Pierre Henry en La Défense [VideosCaseros] フランス・ミュージックコンクレートmusique concrèteの雄、ピエール・アンリPierre Henryの久しぶりのブログ登場。 銀ジャケと呼称されているらしい銀ホイールの全面地刷りに墨文字のフランス・フィリップスよ…

<意識化の秘められた世界>のアートフィッシャルな音連れを、ピエール・アンリの精緻のブリコラージュで聴く『VARIATIONS POUR UNE PORTE ET UN SOUPIR』(1963)。

Bejart Variations pour un porte et un Soupir. 2 ピエール・アンリ ひとつの音からこれだけの世界を提示してみせるのも、その徹底性ゆえともいえるのだろう。また、音という抽象性ゆえの、その指し示す世界の多様広がりは果てのないことのようだ。 今回取…

人の脳波を巨大なアナログ・シンセサイザーに入れ音響合成して作られたノイズサウンド、サイボーグノイズマシン・ピエール・アンリ『Mise en Musique du Corticalart』(1971)。

Pierre Henry - Mise en Musique du Corticalart de Roger Lafosse (1971) ピエール・アンリ (右)「疾走する筋肉の渦巻き状の拡がり」1913U・ボッチョーニ もう、この種のノイズミュージックを聴くとたまらないですねといったところである。何の整除もなく騒…

人工機械感覚の天才ピエール・アンリ。アーティフィッシャルなメカニカルダンスミュージック『Machine Danse』(1973)

Pierre Henry : Danse Electromatic pierre henry 右下の人物はアインシュタインではありません。キネティック・ジャンクアートのダダイスト、ジャン・ティンゲリー( Jean Tinguely、1925 - 1991)。ピエール・アンリのほうがインテリだけれど、風貌がどこ…

苦悩する原初の魂の響き。異形の死後中有世界の現前ピエール・アンリ『Le Voyage』(1962)

<天国といったところで何がそう簡単に、一足飛びに行けるものか!> 稲垣足穂 今回もアーティフィッシャル派の雄、ピエール・アンリPierre Henry(1927-)の登場。チベット教の教典『死者の書』を題材にリアリゼーションされた電子音楽作品である。そのチベッ…

徹底した機械派、人工性の美学の極致、アーティフィッシャルな幻想のエロス。ピエール・アンリ『Prismes』(1973)

なんだか資料めいたものをネットで探し回っているあいだに時間が過ぎてしまった。これだから語学の出来ないものは損をする。ほとんど日本語では用をなさない。それにしてもネット翻訳の拙さはなにか?有料ソフトであれば幾分かはましなのだろうか。語学の出…

暴虐のエロスすさまじくカオス的ノイズに快感するピエール・アンリの『CORTICAL ARTⅢ』(1973)

ひさかたのブログ登場。ミュージックコンクレートの雄ピエール・アンリPierre Henry(1927‐)の『CORTICAL ARTⅢ』(1973)。≪本人の脳波を基にしたバイオミュージック≫といったことしか詳らかにしない。脳波をシンセサイザーと結び付けての公開ライブインプロ…

ピエール・シェフェールとピエール・アンリの若きテクノ感性が切り開いた記念碑的ミュジーク・コンクレート音源

Symphonie pour un Homme Seul ≪ミュジーク・コンクレートの創始者は、フランスの電気技師ピエール・シェフェール(Pierre Schaeffer)である。彼は1948年頃からミュジーク・コンクレートの実験を始め、1949年頃からは作曲家ピエール・アンリ (Pierre Henri)…

<音>に神を聞くピエール・アンリの 『MESSA DE LIVERPOOL』

幾度かこのブログで登場しているピエール・アンリPIERRE HENRYは、今ではネットのショップ情報で覗くと続々とCD音盤が発売されているようで、同慶のいたりと言うところだろうか。80年代以降の作品などをそこに見るにつけ、聴きたくもあるが、事情もあれ…

ピエールアンリのコンクレートミュージックの興味深い誕生の時を告げるアルバム

Pierre Henry "Spatiodynamisme" 1954 http://www.youtube.com/watch?v=fXrkt8zkeic Pierre Henry - Dimanche Noir II http://www.youtube.com/watch?v=piA4XtAqM4A このブログで幾度か採り上げたピエールアンリの再登場。それもとびっきり若きピエールアン…

音と化し「DIEU」<神>を奏でるピエール・アンリ

楽譜に拠らずにこうした音響世界をものの見事に開示するこの感覚とはいかばかりなのであろうか。天から降り、地から湧いて出てくるのだろうか。ピエール・アンリのこのアルバム『DIEU』は文豪ビクトール・ユーゴーの死後出された未完の作品『神』からインス…

遊星的望郷に神の声聴くピエール・アンリの「ヨハネ黙示録」

音源=Pierre Henry : Apocalypse de Jean http://jp.youtube.com/watch?v=8fFevSI0xx4 今世紀最大の哲学思想の画期であるハイデガーが存在の哲学でのたもうた如く、現存在としての人間は生へと投企されたがゆえに既にもはや死に至る可能存在である。死は我…

ピエール・アンリの生きたダンス用ミュージックコンクレート

Pierre Henry - 01 - 04 - Prologue / Psyche Rock / Jericho Jerk / Teen Tonic http://www.youtube.com/watch?v=s4cxFXgMmt4 モダンダンスにその名を歴史に刻むモーリス・ベジャール、彼の舞台音楽を数多くてがけているよきパートナーのPIERRE HENRYピエー…

ピエール・アンリの未来派ルイジ・ルッソロへの賛歌

Luigi Russolo-Corale 1921 (Classic Industrial Noise/Experimental Music) http://www.youtube.com/watch?v=KHvcdAvORFw&feature=related 『・・・うなりをあげる自動車は、<<サモトラケのニケ>>よりも美しい。・・・』(未来派宣言(1909年)より)。イタ…