yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

フリージャズ<欧・米>

ウィントン・ケリー『ケリー・アット・ミッドナイト』(1960)。レコードカートリッジ交換。仕事を終え、晩酌、風呂も済まして一日の締めくくりにジャズピアノトリオ。さてどんなもん?

Wynton Kelly Trio - Skatin' きょうは、息抜きにジャズ。それもジャズの醍醐味といわれるピアノトリオ。仕事を終え、晩酌、風呂も済まして一日の締めくくりにはピッタシのリラクゼーションジャズ。世評名盤中の名盤なのでしょう、ウィントン・ケリー(Wynto…

リチャード・エイブラムス 『Levels And Degrees Of Light』(DS-413・1968)。エモーショナルなブラックアフリカの直接性というよりインテリジェントな内面の燃えるタマシイ

Muhal Richard Abrams The Bird Song Part 1 きのうの「70年台のアメリカンジャズは、シカゴ派でした。私にとっては・・・。」の続編。といっても紡ぎだす言葉のなにほども持ち合わせているわけではないのだけれど。シカゴ派の拠点AACM(Association f…

モーリス・マッキンタイヤー『Forces And Feelings』 (DS-425・1972)。

KALAPARUSHA MAURICE McINTYRE QUARTET - N 39 残念ながら70年初期の動画音源はありません。 70年代のアメリカンジャズは、シカゴ派でした。私にとっては・・・。その筆頭は、いうまでもなくAACM(Association for the Advancement of Creative Musi…

FMP『FOR EXAMPLE NR.3 - Orchestras』ヨーロッパ・アヴァンギャルド・フリージャズ。FMPレーベルの1969年から1978年のあいだに行われたたワークショップ・ドキュメント

ICP Orchestra - STEIGERPIJP (music video) 投稿音源のものはありません。 ドイツフリージャズの牙城、FMPレーベルの1969年から1978年のあいだに行われたたワークショップ・ドキュメントのボックスセット(総138ページの大部な冊子、600部…

ディジー・リース 『From In To Out』(1970)。 革新性をもったパフォーマンスのものでもありませんが・・・。ありていに言ってコルトレーンなどの影響モロのパフォーマンスです。

dizzy reece – krisis リリースがフランスのFutura Recordsレーベルという、ごく単純な理由から手にしたに過ぎないレコードなんだけれど(たぶん)。比較的先進な傾向性を感じさせていたレーベルだったもので。【ディジー・リース(英: Dizzy Reece)ことア…

マイルス・デイヴィス 『In A Silent Way』。今夏の東京ジャズ。屁のようなファンクジャズはもうエエワ、なにがオモロイねんと・・・、棚から引っ張り出した一枚。

Miles Davis - Shhh Peaceful (1/2) 9月初頭の東京ジャズフェスティヴァルのFM実況中継をたまたま聞く羽目になったというだけの出会いでしかなかったのだけれど。現代音楽の定時番組を聴こうとスイッチオンしたところ、その番組は順延されていて、差し替…

Paul Rutherford / Paul Lovens – 『DUO』(1978)。冷え寂びの感性が、かのイギリスにてかくも見事にアヴァンギャルドフリージャズに精華している。どうした背景ゆえなのか

Iskra 1903 - On Tour 1 (Donaueshingen 1972) 投稿音源のものではありません。 とことん内的世界に沈殿するデュオパフォーマンス。わたしゃ、こんなのが大好きでして。Paul Rutherford(Trombone) / Paul Lovens(Percussion) – 『DUO』(Po Torch Records…

Gumpert-Sommer-Duo『Jetzt Geht's Kloss!』(FMP 0620・1979)。武骨な東ドイツの、シュリッペンバッハとハン・ベニンクといったところだろうか?短絡に過ぎるか

Baby Sommer Ulrich Gumpert Swing for Two 投稿音源時代のアグレッシヴな動画は見当たりません。 一昨日の≪Synopsis『Auf Der Elbe Schwimmt Ein Rosa Krokodil』(FMP 0240・1975)。70年代社会主義圏東ドイツのアヴァンギャルドフリー。アイスラーの過…

Synopsis『Auf Der Elbe Schwimmt Ein Rosa Krokodil』(FMP 0240・1975)。70年代社会主義圏東ドイツのアヴァンギャルドフリー。アイスラーの過激化

Gunther Sommer, Clusone part 1 投稿音源・70年代はありません。 自由主義圏西ドイツと社会主義圏東ドイツとドイツが二分されていた頃、かたやの東ドイツ、つまりはドイツ民主共和国(ドイツみんしゅきょうわこく、独: Deutsche Demokratische Republik; …

Malfatti-Wittwer『Thrumblin'』(1976)。3日つづけてのトローンボーン・デュオ。すばらしい集中力。いいアルバムだ(脳がマッサージされ、ココチ好い)。

Harry Miller / Radu Malfatti 2/2 The Audient Stood On Its Foot (1977) 残念ながら投稿音源ではありません。 さて、盆休みといったって、ご先祖さま(双方の二親)の墓参りをするわけでもなく、どういう赤い糸のひきあい(もつれ?)か、連れあいも、チャリ…

ポール・ラザフォード『The Gentle Harm Of The Bourgeois』。ヨーロッパ・フリージャズ史の不朽の傑作にその名を刻んでいるトローンボーン奏者・ポール・ラザフォードのソロ。

Iskra 1903 - On Tour 2 (Bremen 1972) 投稿音源のものはありません。 きのう≪Christmann - Schönenberg - Duo 『Remarks』(FMP 0260・1975)。シュトックハウゼンと行動共にしていたHarald Bojé がシンセで参加。≫を投稿したのだったけれど、メインはトロ…

Christmann - Schönenberg - Duo 『Remarks』(FMP 0260・1975)。シュトックハウゼンと行動共にしていたHarald Bojé がシンセで参加。

all along the line 2853 残念ながら投稿アルバム音源時代の動画は見当たりません。 しばらく投稿間遠うになっているヨーロッパフリーから一枚。メンバーにクレディットされている名前が目に留まったので、レコード棚から取り出してきた。現代音楽の傑物、シ…

Louis Sclavis 『WorkShop de Lyon』(MOVE 123・1975)。70年代遅れをとっていたフランス・フリージャズ。Louis Sclavisね~横井一江著作に促され再聴。

Aki Takase , Louis Sclavis - Kawaraban, Schöne Edelsteine - Jazzdor Straßurg-Berlin 2010 残念ながら投稿アルバム音源はありません。 きょうの投稿アルバムも、せんじつの≪横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2…

ベルナール・ルバ Bernard Lubat『Café L'Estaminet』(1976)。エモーショナルな偏奇、偏頗、ごった煮(民族音楽の影響?)で破れかぶれの音楽フリークはいいでゴザイマスデス。

Michel portal & bernard lubat improvisent 投稿音源のものではありません。 先日、≪横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。よくぞ書いてくれました。≫を投稿したのだけれど、その著作を読んで思い出させて…

マルファッティMalfatti - Wittwer『Und?』(FMP・1978) 。インテンシヴなデュオインタープレイ、集中力はみごと。

King Ubu Orchestru - Translation #4 投稿音源のものではありません。 きょうもフリージャズ。3日連続とあいなる。動画音源がアップロードされておれば、賛否、好悪のほどはともかく、ともに鑑賞する機会をもてるのだけれど。トロンボーンのRadu Malfatti(…

イレーヌ・シュヴァイツアー 『Messer』 (FMP 1976)。なでしこ・・・秘めたる強さ。その余韻のうちに女だてら!?に・・・<女セシル・テイラー!?>。

Irene Schweizer / Louis Moholo - Mra (1986) 投稿音源のものではありません。 きょうび、看護婦ではなく、看護師・・・なんだそうで。呼び名を変えたところで、と思うのですが。なでしこが男子よりはやくみごとに(女子)W杯を制したものだから、にわかに女…

アレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ / ヨハンソン『Live At The Quartier Latin』(FMP 0310・1976)。やはりこの頃は一番燃えています。この情熱的な弾きぶり。

ALEX VON SCHLIPPENBACH QUARTET 投稿音源のものではありません。 一昨日、≪横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷・2011・6)。よくぞ書いてくれました。≫と投稿したこともあり、きょうは60年代半ばよりドイツ・フリー…

キース・ティペット『Ovary Lodge』(Ogun・1976)。打ち合わせも、コンセプトの相互了解もなしの、ノンエレクトロニクスでの完全な即興演奏のよし。その精神は<建設的、健康的、楽天的>だ

Ovary Lodge - Fragment No. 6 きのうに引き続き、キース・ティペットのアルバム『Ovary Lodge』(Ogun・1976)。ライナー・ノーツにあるように、打ち合わせも、コンセプトの相互了解もなしの、ノンエレクトロニクスでのパーフェークトな即興演奏のよし。伝…

キース・ティペット 『Blueprint』(1972)。INCUS(インカス)系アヴァンギャルドたちとは趣が少し違っていたこともあって熱心な鑑賞者ではなかった。

Keith Tippett – Dance:album BLUEPRINT (RCA 1972) きのう≪Nicra 『Listen / Hear』 (Ogun・1977)。トロンボーン奏者のラドゥ・マルファッティ・・・。2本のトロンボーンが興そそる。≫とタイトルして投稿したアルバムにピアニストのキース・ティペットK…

Nicra 『Listen / Hear』 (Ogun・1977)。トロンボーン奏者のラドゥ・マルファッティ・・・。2本のトロンボーンが興そそる。

Radu Malfatti, Keith Rowe - Nariyamu [excerpt] 投稿音源のものではありません。 たぶん、このレコードを購入した動機は、ドイツFMPの、フリージャズ音源でその名が記憶されていたベースの Buschi Niebergall、およびピアノの Keith Tippett の名が見え…

Friedrich Gulda & Cecil Taylor 『Nachricht Vom Lande』(1976) 。セシル・テイラーとフリードリヒ・グルダの貴重な出会い。

A duet between Friederich Gulda and Cecil Taylor, recorded at Moosham Castle, Austria, in 1976. フリードリヒ・グルダ(Friedrich Gulda, 1930 - 2000)とセシル・テイラー Cecil Percival Taylor (1929 -)。クラシック畑とフリージャズ界の大御所の…

『ビートル・ジャズ/ア・バイト・オブ・ジ・アップル』。つまるところ、やはりよくできたイージーリスニングジャズなんだよな~

Beatlejazz – Julia 投稿音源のものではありません。 まずは、女子サッカーW杯3連覇を狙う開催国(ホーム)でもあるドイツを破っての、なでしこジャパンのベスト4おめでとう。早朝3時過ぎに起床。テレビの前で応援しました。データ上ボール支配率はドイツ…

セロニアス・モンク『ソロ Solo Monk』。 ジャズのココロが分かっていないのかもしれない・・・。でも、おもしろくないものはオモシロくない。

Thelonious Monk - Monk's Point 1年ちょい前に≪セロニアス・モンク 『Brilliant Corners』。土臭いですね。洗練と程遠いモッチャリ感。名盤ね~~~?。≫と印象し投稿した セロニアス・モンクの、きょうはソロアルバム『ソロ・モンクSolo Monk』。やっぱし…

Michel Pilz / Peter Kowald / Paul Lovens 『Carpathes』(FMP 0250・1975)。益荒男振りといった風情。強固です。

Peter Kowald / Wadada Leo Smith / Gunter Sommer - Touch The Earth (1979) 投稿音源のものではありません。 アモルフな音の世界に快感するのがフリージャズの醍醐味。紹介しようにも動画音源とてなく、しょうがないね~。当該音源ではないけれど貼り付け…

ハンス・ライヘル 『Wichlinghauser blues』(FMP 0150・1973)。楽器・ギターの響き、音の創造革新、破壊の試みの過激志向、遊(すさ)び。けれど、個(我)への心残りが・・・。

Avantlore・Vain Yookts・Donnerkuhle / Hans Reichel 投稿音源のものではありません アヴァンギャルドではあるけれど、音へのこだわりを一義とするということを、その特徴とするアーティストと括れるのだろうか。フリージャズ畑のアヴァンギャルドなギター…

アルバート・アイラー 『New York Eye And Ear Control』。実験映画の判音楽用にスタジオ録音されたこともあってか、とことんクール。抗う確信の果断、革新の敢行をこそ賞賛しよう。

Albert Ayler - New York Eye And Ear Control 3/4 (1964) まさに時代を表徴するアモルフなサウンドといえようか。時代を打った独創のスタイルがある。耳を塞ぎたくなる御人もおられることだろう。あえて、誰しもに聴いてほしいとは思いません。少数の賛同者…

ドイツフリージャズの熱気沸騰するドキュメント『FOR EXAMPLE』より「NR.2 - Groups」。あまり調った音楽ばかりじゃオモロウない!ということで・・・。

Peter Brötzmann Quartet - improvisation (1974/10/17) (1/3) 投稿音源のものではありません。 あまり調った音楽ばかりじゃオモロウない!と、きょうはフリージャズのフリーキーな熱狂に脳ミソを差し出し、洗い直してマッサージ活性化しようということで、…

ジャック・カーシル『Black Suite』 (Rec.1969、1971)。長き学究、教師生活を活動の中断にもつフランス系ブラック・アフリカの、インテリジェントな曲趣をもつフリージャズ

Frank Wright - The LadyPersonnel : Jacques Coursil (tp), Arthur Jones (as), Frank Wright (ts), Steve Tintweiss (b), Muhammad Ali (d) 適当な紹介動画音源見当たらず・・・。 フリージャズ・トランペッターのジャック・カーシルJacques Coursil。生ま…

アート・アンサンブル・オブ・シカゴのサックス、ジョセフ・ジャーマンの『As If It Were The Seasons』(1968)。アンサンブルオブ・シカゴ前史を聴くことになるセカンドアルバム。

Joseph Jarman - Non-Cognitive Aspects of the City 投稿音源のものではありません。(1stアルバムより) たしかに、商業主義から一線を画したジャズムーヴメントここにありといいたくなるパフォーマンスが収められている。それと、多楽器主義、表現主義的…

エリック・ドルフィー 『OUT TO LUNCH』(1964)。嘶くような、喋るような、そしてねちっこく歌い上げる、特長ある唯一無比の独特のプレイ。くねくねと捻じ曲がり突拍子で変則的な斬新の快感。

Eric Dolphy Out to Lunch(1/2) 昨日、≪エリック・ドルフィー 『Eric Dolphy In Europe Vol.1』(1961)。ヨーロッパへ行くとジャズマンは芸術家となるらしい。≫と投稿したのに引き続いて、きょうもエリック・ドルフィー。死(1964/6/29、36才)の…