yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

2014-01-01から1年間の記事一覧

ハイドン『交響曲全集』。またまた1番から聴く。明るく嫌みのない好感この上ないハイドン。精神衛生上ひじょうにヨロシイ。

Haydn: Symphony No.1 - Koopman/OPRF(2005Live) どうでしょうか?愉しんでいただけましたでしょうか・・・。このようなコトバが返ってきそうな音楽。ハイドンの交響曲。町の図書館所蔵の交響曲全集を借りてきて、また第1番から聴いている。明るく嫌みのな…

モーツァルト「 ディヴェルティメント ニ長調 K.334」。はや、わがブラジル・サッカーワールドカップは終わってしまった。気分穏やかに・・・。

W. A. Mozart - Divertimento in D KV 334 はやばやと、わがブラジル・サッカーワールドカップは終わってしまった。予選リーグ敗退もありかも、とのいくぶん気弱な予感の無いでもなかったが・・・。でも、それが現実となってしまうとは・・・。 これからいよ…

若きアシュケナージの『ショパン12の練習曲 作品10、作品25』。

YOUNG ASHKENAZY plays CHOPIN 12 Etudes Op.25 (1959) ショパンは好んで耳を傾かせる作曲家ではないのだけれど。はて、どうしてネット図書館で借りて手にしたんだろう。 どうやら、 「ショパンの主題による変奏曲」 モンポウ作曲 (23分37秒) (ピアノ…

井上陽水『GOLDEN BEST』(2枚組)。「…だけども問題は今日の雨 傘がない」

夢の中へ / yume no naka he なにせ偏った音楽数寄ということもあって、世に愛され親しまれてきたフォークソングや歌謡曲といったポップスなどはあまり耳を傾けなかった。ラジオからながれてくるのを耳にするぐらいでアルバムを買ってまでではなかった。世代…

サッカー日本代表、初戦コートジボワールに敗れる…。今日はココロしずめ『モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(晩課) 』

[HD] Monteverdi - Vespers, "Vespro della Beata Vergine" | John Eliot Gardiner, Palace of Versailles. サッカー日本代表、ブラジル・ワールドカップ初戦コートジボワールに敗れる… ということで、きょうはまったくテンション下がりっぱなし。本田選手の…

オ~っと、琳派?誰の作?。京友禅の意匠。

オ~っと、琳派?誰の作?と目にとまったのがこの画。いっしゅん俵屋宗達の『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』が呼び起され我が感性脳をくすぐったのだった。 今尾景年『烏(からす)に鷺(さぎ)文様』(1893年)新聞掲載図版より 先日の購読新聞の記事にあったも…

脱俗仙人隠者、クマガイ・モリカズの『夕暮れ』。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/40944983.html 「こどもの絵か?」と問われた、30年間自宅の門から外へは出なかった隠者、熊谷守一(1880-1977)。 とタイトルして投稿したのは8年近く前、ブログ開設して間もないころだった。 先週の「日曜美術館」で…

生きる知恵?。

なかなかこれといって、感興わく音楽の出会いもなくズルズルと何するでもなく土日の休日を過ごし、音楽ブログの投稿もないまま。かと言って、残り少ない未投稿のままの所蔵現代音楽のレコードを手に取り針を落とす気力もいっこうにわかない…まったくテンショ…

『東北を聴く―民謡の原点を訪ねて』(佐々木幹郎)。東北「3・11」を唄に聴く

高橋竹山 即興曲"岩木" 盲目の津軽三味線弾き高橋竹山(たかはし ちくざん、1910 - 1998)は、1933年3月3日の昭和三陸地震の大津波に遭い九死に一生を得ていた・・・。 東北、そして生活にいきる民衆に唄い継がれてきた民謡、著者が詩人の佐々木幹郎と…

きのう今日といい天気ではありますが。

エゴノキ うつむいて咲く小さな白い清楚な花。 きのう今日といい天気でした。たぶん気温も夏日の25度を超えていたのでしょう。 こうなると体はよくしたもので、生理的に水分の補給をおのずと要求するようで冷たい飲み物を飲みたくなる。着ているシャツも袖…

『武満徹 自らを語る』(青土社)。そうかフェデリコ・モンポウとタンゴ・・・。

Federico Mompou plays Mompou Cançons i danses No. 4-5-6 おおむね、武満徹というわが国を代表する音楽史的作曲家のエピソード等の、既知の知識の範囲をでるものではなかったのだけれどおもしろく読めた。ジャズ好きは映画音楽などで聴くことができ了解の…

ツツジ花盛り

市内では、もうツツジの盛りは過ぎているのだけれど、住まう郊外のここでは今が花盛り。 連休があけると日の経つのがなんと早いことかと思わせられる。 住まいしてから20年来のはじめての庭木の枝払い。二日にわたって、2階の窓を通り越すほどに大きくな…

『フィリッパ・ジョルダーノ』。クラシカル・クロスオーバーとか・・・。

Filippa Giordano-Vissi d' arte「歌に生き、恋に生き」-Giacomo Puccini-Tosca まえまえから、町の図書館の所蔵棚に並べられているのを知ってはいたのだけれど、アルバムに記されている歌手の名フィリッパ・ジョルダーノ(Filippa Giordano, 1974 - )なる…

『パヴァロッティ・フォーエヴァー』。まさしく「神に祝福された声」。美声。その歌唱。

Pavarotti - Nessun Dorma 1994 (High Quality With Lyrics) 誰も寝てはならぬ! 誰も寝てはならぬ! 姫、あなたでさえも、 冷たい寝室で、 愛と希望に打ち震える星々を見るのだ… しかし私の秘密はただ胸の内にあるのみで、 誰も私の名前を知らない! いや、…

初夏の陽気のなか、コマッタ犬伴い裏山へ休日の散策。

今日はおおむね広い範囲で夏日だったようで、気温は6月ごろの陽気だったとのこと。ホント初夏です。半袖でよかったぐらい。 で、その陽気に誘われ、わが裏山の池(この山系にいたるところにある緑の木々の保水湧水を因とするため池のひとつ)へと、わずか2…

『おわら 風の盆 ~名盤編~』。春全開のこの好季に・・・。とはいえとにもかくにも陰影ある哀調はニッポンです。

哀の調べ~風の盆の里より~若林美智子2003 春全開のこの好季に、<おわら風の盆>でもあるまいにと・・・。でも、ネット図書館の所蔵リストに、これはと思うものも数少なくなってきて・・・というより好みが偏っているもので。 すべての収録曲が「おわら風…

我が家十メートル四方の華やぐ春。

ハナミズキ 新緑芽吹き、色鮮やかな花々われさきと咲きはじめ、華やぐ好季。我が家十メートルほどの散歩でその春を満喫。まったくケッコウ、ケッコウ・・・。というわけで、お手軽デジカメに収めた春を投稿。 マンリョウ、さつき どうだんつつじ ビオラ サク…

『タケミツ 愛の歌』(福原久美)。そこはかとなく哀しい余韻。固苦しく構える芸術歌曲じゃない。むしろポップだといえなくもない。

三月のうた ヴォーカル:おおたか静流(おおたか しずる) 三月のうた 作詞・谷川俊太郎 わたしは花を捨てて行く ものみな芽吹く三月に わたしは道を捨てて行く 子等のかけだす三月に わたしは愛だけを抱いて行く よろこびとおそれとおまえ おまえの笑う三月…

二宮尊徳、金次郎。どこにお隠れか。

WIKI画像より 「経 済 な き 道 徳 は 虚 言 で あ り 道 徳 な き 経 済 は 犯 罪 で あ る」 とは、二宮 尊徳(にのみや たかのり)のことばだそうだ。尊徳、金次郎とも呼ばれる。 わが小学校の校庭にも「薪を背負いながら本を読んで歩く姿」の勤勉の…

『NHKみんなのうたベスト』。新時代の唱歌・・・。

YELL(エール) サヨナラは悲しい言葉じゃない それぞれの夢へと僕らをつなぐ YELL(エール)・・・ 卒業式定番とか・・・。【作詞・作曲:水野良樹 / 編曲:松任谷正隆 NHK『みんなのうた』2009年8・9月度使用曲、2009年度NHK全国学校音楽コンクール中学校…

「リトルなでしこ」U-17女子ワールドカップ初制覇快挙達成。おめでとう!。

祝 優勝 リトルなでしこ[U-17女子W杯] 2014ワールドカップ決勝 日本対スペイン 後半ハイライト Japan VS Spain FIFAのU-17女子ワールドカップで女性監督率いる日本代表(リトルなでしこ)が、2011年の女子ワールドカップの「なでしこジャパン」に次いで、また…

春めく花々に出会う、コマッタ犬との朝の散歩。

いよいよ、雑木林その散歩道にも色鮮やかな春をつげる花々が目を愉しませてくれる時季となりました。寒の戻りといえそうな、きょうはちょっと肌寒い朝でした。いつものわがコマッタ犬・ゆきとの散歩のなか、カメラに収めた花の投稿で擱きましようか。 色づき…

音が聞こえてきそうな画。下村観山『 小倉山』。

下村観山 小倉山 雅楽 東遊 「小倉山」といえば『小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの 御幸待たなむ』と歌に詠まれるもみじで知られているので、この時季の投稿にはふさわしくないのだけれど、購読紙の記事中で画を観た途端に音楽が聞こえてきそう…と…

ディズニー作品『アナと雪の女王』。さすがディズニー作品。子供たちに永く観続けられる好い作品と言っていいのでしょう。

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) 「お母さん、月末までなんやけど、土日用事があってわたし行けそうにないから・・・」と映画観賞券を娘にもらったのだった。 で、きのうの今日という慌ただしさのなか、それをもっ…

ドヴォルザーク『ヴァイオリン協奏曲、他』。泣けるほど美しい旋律きわだつ、魂の、愛おしく土の香りのする小品が心に強く残るのだった。

Martina Bačová • A.Dvořák - Mazurek, op.49 アルバム音源ではありません 肉屋のセガレで、家業を継ぐはず?がその音楽天才ゆえ国民的作曲家として音楽史に燦然と輝く ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák 1841 - 1904)の、町の図書館の所蔵棚にあった…

『フラメンコ・ベスト』。歌っているのか、語っているのか、呻き、叫び、ふるえ哭く。哀切と激情。歌は「訴う」ともいうそだけれど。

CAMARON-P. LUCIA-TURRONERO Y CEPERO Seguiriyas (1970) Cante: Fernando Terremoto 歌っているのか、語っているのか、呻き、叫び、ふるえ哭く。フラメンコのこの哀切と激情。漂泊の民・ロマ(ジプシー)のマイノリティのサガゆえなのか。 歌は「訴う」とも…

栄芝の端唄『お江戸日本橋』。しっとりと色艶みごとな美質の歌声と三味の音で・・・。

有明 有明 有明の 灯す油は菜種なり 蝶がこがれて逢いに来る もとをただせば深い仲 死ぬる覚悟で来たわいな 今朝も羽織の ほころびを わしに 縫えとは気がもめる いやなあたしに頼むより 好いたあの子に頼まんせ ハア 是非とも是非とも 借りることができる図…

『ターナー展』。神無き近代、人間を超える崇高に顕われる自然と風景。光と朦朧。

The Power of Art - Turner (BBC Documentary) さて、ここ数日寒さもいくぶん和らぎ、この月の野暮用もあらかた済んで気分もゆったりめの、きのう土曜日、念願の?いま神戸で催されている『ターナー(Joseph Mallord William Turner、1775 - 1851)展』へ連…

吉松隆『《鳥の響展》ライブ』。時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才。

Takashi Yoshimatsu "And Birds are still..." 「機を見るに敏」ということばが、この作曲家の作品を聴いていると口をついて出てくる。いい意味でか、よからぬ意味でか・・・。 時代の流れ、雰囲気を敏感に嗅ぎ取る才は認められていいのでしょう。だからと言…

R.シュトラウス『家庭交響曲&パレルゴン』。『パレルゴン(家庭交響曲余禄)op.73~左手のピアノと管弦楽のための』は<余禄>どころかすばらしいピアノ協奏曲。

Strauss - Parergon zur Sinfonia Domestica - Rösel, Kempe だいぶ前に、以下投稿しているのだけれど・・・。 http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62659149.html R.シュトラウス『家庭交響曲, 他』。オケのフィラデルフィア管弦楽団なのか、揮るサヴァリッ…