yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

#その他芸術、アート

サン=サーンス「クラリネット・ソナタ 変ホ長調 作品167」。染み入る簡潔澄明な響き。

Saint Saens clarinet sonata 作曲家の死の年に書かれたからというのではないが、その過剰を避けた簡潔澄明な響きは染み入るものがあった。車中ラジオから流れていて印象した作品、サン=サーンス(1835-1921)の『クラリネットソナタ(Sonate pour clarinet…

『日本映画〈黄金時代〉~名作サントラ音楽集~』。はや?半世紀前の日本映画の熱気。

からみ合い(1962)(小林正樹監督/音楽:武満徹) 60年代の【日本映画〈黄金時代〉】。たしかにそうでした。テレビ時代の来る前の娯楽のない時代といやあそうだったですが。出入り口は通勤の満員電車並みの混雑。立ち見どころか通路に座ってまでも観てまし…

『ハイドン交響曲全集』VOL.6(4枚組)より。愛すべき名品、イギリス交響曲「76番」。

Haydn Symphony No 76 E flat major NDR Orchestra Gunter Wand きょうも『ハイドン交響曲全集』VOL.6より。 つい先日 【http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/64640881.html 再度の『ハイドン交響曲全集』VOL.6(4枚組)。やはり「交響曲第72番ニ長…

バッハ「トッカータとフーガ ニ短調」。ヴァイオリンヴァージョン!いかが?

「神様とぼくたちはしっかり結びついているんだね。 ぼくたちは救われたいし、 神様はぼくたちを助けたいし。」(『子供の神秘生活―生と死、神・宇宙をめぐる証言』より) 神と人。永遠のすれ違い。そりゃそうかも。「神は、我々を人間にするために、何らか…

再度の『ハイドン交響曲全集』VOL.6(4枚組)。やはり「交響曲第72番ニ長調」。なんと、18世紀以後の初演は第2次世界大戦直後!。

Haydn: Symphony No. 72 (Christopher Hogwood) 2年半ほどまえに http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63055906.html 『ハイドン交響曲全集』VOL.6(4枚組)のなかから印象に残った1曲。「交響曲第72番ニ長調」。「さて、愉しんでいただけましたかな・…

再々度の『ハイドン交響曲全集』VOL.5(CD4枚組)。今日の一曲「交響曲第60番」。

Haydn: Symphony No. 58 (Christopher Hogwood) ドラマチックに事象を物語りたがる情報過多の社会。情報喧噪の社会。3.11以降とみに・・・。否定ばかりじゃ、ろくなことはない。賢しらな否定的言辞の蔓延する落ち着きのない暗い世相。それで何か好転する…

『タルティーニ/テレマン/ファッシュ/ハイドン/フンメル:トランペット協奏曲集』

GIUSEPPE TARTINI- CONCERTO EN RE MAJEUR POUR TROMPETTE 投稿アルバムの音源ではありません。 まったく金土日は雨と風で西日本は大荒れでした。お盆休みで予定を組まれていた方々にはウラメシイ台風であったことでしょう。はな金(いまどき死語?)の夜、…

『フランス・オーボエ名曲集』。きょうはこの一曲。サン=サーンスの「白鳥の歌」とされているうちの一曲「オーボエ・ソナタop.166」

Maurice Bourgue / Saint-Saëns : Oboe Sonata in D major (Pf.Ichiro Nodaira) 投稿アルバム音源のものではありません。 落ち着いた古典的形式がもつあじわいで、静やかに音楽を聴くよろこびとともにココロに安堵もたらすサン=サーンス(Charles Camille Sa…

『ハイドン交響曲全集』VOL.4(CD4枚組)。なんということだ「51番」!もまったく好いではないか。いいかげんだなあ。シロウトはそのときどきの気分で聴く、判断する・・・。数寄だけではなあァ・・・。

Joseph Haydn - Symphony No. 51 in B flat major, Hoboken I/51 オ~なんとというべきか、やはりというべきか、【・・・この作品は、1771年-1774年の間に、革命的な考え方の持ち主としてハイドンの名声を高めた独創的な交響曲である。・・・】との…

『ポエム』。やはりヴァイオリンは歌ですね~詩です。

Respighi "Poema Autunnale" Julia Fischer きょうのこのアルバムは、先日来のショーソンの作品をネット図書館検索していてたまたま手にしたもの。「詩曲 作品25」が収められていたというより、好きな作曲家のひとりレスピーギの、まだ耳にしたことのない「…

ショーソン『愛と海の詩 Op.19』。詩と管弦楽・・・詩の意味がわかれば音楽の興も増す。

いま思えば、ラジオから流れていた曲 【「愛と海の詩」 ショーソン作曲 (27分38秒) (メゾ・ソプラノ)スーザン・グレイアム (管弦楽)BBC交響楽団 (指揮)ヤン・パスカル・トルトゥリエ <Warenr Classics WPCS-11878>…

ショーソン『愛と海の詩 Op.19』。色彩あふれ、その織りなす流麗な美しさと余情。

Irma Kolassi: Poème de l'amour et de la mer by Ernest Chausson 放送・アルバム音源は以下 ?b>Susan Graham: The complete "Poème de l'amour et de la mer Op. 19" (Chausson) https://www.youtube.com/watch?v=KhWG2gsFPyg 世界共通とはいかないのでし…

再々度の『ハイドン交響曲全集VOL.3』(4枚組)。「交響曲第33番」もよろし。

Haydn: Symphony No. 33 (Christopher Hogwood) 熱帯夜の寝苦しさを扇風機のそよ風モードでどうにかこうにかしのぎ、爽やかとはいいかねる朝を鳥のさえずりのうちに迎え、日課のコマッタ犬に連れられ!散歩。 たしかにそうです。このコマッタ犬が去年我が家…

サッカーワールドカップ・ブラジル大会。ドイツが優勝。祝…よろこぶメルケル。もちろんこぞって国民も。

一か月にわたるサッカーワールドカップ・ブラジル大会は、ドイツの優勝で幕を閉じた。順当な?ところでしょうか。まずはドイツ代表の優勝おめでとう(我が代表は、一勝もできず早々の不甲斐ないリーグ敗退で終わってしまったが・・・)。 あさの4時のキック…

『荒木経惟 往生写集』。専修念仏の極楽往生のごとくひたすらに撮る、半世紀の写業。

豊田市美術館 「荒木経惟 往生写集―顔・空景・道」展 荒木経惟 オープニング・トーク 2014年6月29日まで開催 大きな企画写真展が催れていたこともあってか、家人が図書館で借りてきた週刊誌の2誌ともに写真家アラーキーこと荒木 経惟(あらき のぶよし、194…

ハイドン交響曲全集VOL.2(CD4枚)第17番~32番。これぞのハイドン 第30番「ハレルヤ」と第31番の「ホルン信号」。

Haydn: Symphony No. 31 "Hornsignal" (Christopher Hogwood) Haydn Symphony No. 30 "Alleluja" 台風一過のと言っていいのでしょうか、きょう土曜日の朝はいい天気。夏なのに爽やかとさえいえる心地いい風があいさつもなく静かに窓をとおり過ぎていきます。…

ベームとポリーニのベートーベン。「ピアノ協奏曲 第4番」。これがすごいピアノ。

Pollini / Böhm, Beethoven Piano Concerto No.4 Op.58 先日ラジオから流れていたピアノ。仕事中たまたま耳にしただけのことなんだけれど。これがすごいピアノだった。衒うことのないみずみずしくクリアーなピアノ・・・。誰だこれは!。 以下だった。 【「…

ヨーゼフ・ハイドン『交響曲全集、第1~16番』(VOL.1)。推すべきは第13番。ココロはクリア、音楽は愉しい・・・。

TEOC - Symphony No. 013 - Franz Joseph Haydn | Full Length 21 Minutes in HQ 3年近く前に http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62667860.html ヨーゼフ・ハイドン『交響曲全集、第1~16番』(VOL.1)。日の出とともに迎える爽やかな朝。ココロ改…

『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(水野和夫)

【「国の借金」、最大の1024兆円 13年度末 財務省は9日、国債や借入金、政府短期証券をあわせた「国の借金」が2013年度末で過去最大の1024兆9568億円になったと発表した。医療や介護といった社会保障費や国債の利払い費などを税収や税外収入でまかないきれ…

ハイドン『交響曲全集』。またまた1番から聴く。明るく嫌みのない好感この上ないハイドン。精神衛生上ひじょうにヨロシイ。

Haydn: Symphony No.1 - Koopman/OPRF(2005Live) どうでしょうか?愉しんでいただけましたでしょうか・・・。このようなコトバが返ってきそうな音楽。ハイドンの交響曲。町の図書館所蔵の交響曲全集を借りてきて、また第1番から聴いている。明るく嫌みのな…

モーツァルト「 ディヴェルティメント ニ長調 K.334」。はや、わがブラジル・サッカーワールドカップは終わってしまった。気分穏やかに・・・。

W. A. Mozart - Divertimento in D KV 334 はやばやと、わがブラジル・サッカーワールドカップは終わってしまった。予選リーグ敗退もありかも、とのいくぶん気弱な予感の無いでもなかったが・・・。でも、それが現実となってしまうとは・・・。 これからいよ…

若きアシュケナージの『ショパン12の練習曲 作品10、作品25』。

YOUNG ASHKENAZY plays CHOPIN 12 Etudes Op.25 (1959) ショパンは好んで耳を傾かせる作曲家ではないのだけれど。はて、どうしてネット図書館で借りて手にしたんだろう。 どうやら、 「ショパンの主題による変奏曲」 モンポウ作曲 (23分37秒) (ピアノ…

井上陽水『GOLDEN BEST』(2枚組)。「…だけども問題は今日の雨 傘がない」

夢の中へ / yume no naka he なにせ偏った音楽数寄ということもあって、世に愛され親しまれてきたフォークソングや歌謡曲といったポップスなどはあまり耳を傾けなかった。ラジオからながれてくるのを耳にするぐらいでアルバムを買ってまでではなかった。世代…

サッカー日本代表、初戦コートジボワールに敗れる…。今日はココロしずめ『モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(晩課) 』

[HD] Monteverdi - Vespers, "Vespro della Beata Vergine" | John Eliot Gardiner, Palace of Versailles. サッカー日本代表、ブラジル・ワールドカップ初戦コートジボワールに敗れる… ということで、きょうはまったくテンション下がりっぱなし。本田選手の…

オ~っと、琳派?誰の作?。京友禅の意匠。

オ~っと、琳派?誰の作?と目にとまったのがこの画。いっしゅん俵屋宗達の『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』が呼び起され我が感性脳をくすぐったのだった。 今尾景年『烏(からす)に鷺(さぎ)文様』(1893年)新聞掲載図版より 先日の購読新聞の記事にあったも…

脱俗仙人隠者、クマガイ・モリカズの『夕暮れ』。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/40944983.html 「こどもの絵か?」と問われた、30年間自宅の門から外へは出なかった隠者、熊谷守一(1880-1977)。 とタイトルして投稿したのは8年近く前、ブログ開設して間もないころだった。 先週の「日曜美術館」で…

生きる知恵?。

なかなかこれといって、感興わく音楽の出会いもなくズルズルと何するでもなく土日の休日を過ごし、音楽ブログの投稿もないまま。かと言って、残り少ない未投稿のままの所蔵現代音楽のレコードを手に取り針を落とす気力もいっこうにわかない…まったくテンショ…

『東北を聴く―民謡の原点を訪ねて』(佐々木幹郎)。東北「3・11」を唄に聴く

高橋竹山 即興曲"岩木" 盲目の津軽三味線弾き高橋竹山(たかはし ちくざん、1910 - 1998)は、1933年3月3日の昭和三陸地震の大津波に遭い九死に一生を得ていた・・・。 東北、そして生活にいきる民衆に唄い継がれてきた民謡、著者が詩人の佐々木幹郎と…

きのう今日といい天気ではありますが。

エゴノキ うつむいて咲く小さな白い清楚な花。 きのう今日といい天気でした。たぶん気温も夏日の25度を超えていたのでしょう。 こうなると体はよくしたもので、生理的に水分の補給をおのずと要求するようで冷たい飲み物を飲みたくなる。着ているシャツも袖…

『武満徹 自らを語る』(青土社)。そうかフェデリコ・モンポウとタンゴ・・・。

Federico Mompou plays Mompou Cançons i danses No. 4-5-6 おおむね、武満徹というわが国を代表する音楽史的作曲家のエピソード等の、既知の知識の範囲をでるものではなかったのだけれどおもしろく読めた。ジャズ好きは映画音楽などで聴くことができ了解の…